若本規夫さん講演会~大学時代
130th同志社EVE 若本規夫氏講演会 レポート
・大学時代
若本
「(声優になるきっかけのようなものは)大学ではもうまったく。
そういう…演技とか、劇団とかということは…まったくそういう、きっかけはなかったんですね。
では、大学では何をやってたんだって言うと…少林寺拳法。当時…カッパブックスで本が出ましてね。
その頃、物凄くブームになったんですよね。少林寺拳法というのは。
で……大学入って、一つ体を鍛えてみようかな。と思ったところで、
そこで(新歓時に)丁度ばったり…そういう看板があったんだよね。ま、入ったんですけど…これが大きな間違い。四年間、全部…そこへ情熱を降り注いでしまって。それがなければどうなっていたかわからないけど。
もう少し、ましな人生が…(笑)…歩めたかな…と思うし、また…これがなければ! 今の自分がなかったかな、という思いですね。」(司会 「その格闘技が、今の若本さんを作っていったと」)
「んー。支えてるかな…という感じもしますけど。四年間、一つの事をやり通した…のめりこんだっていうことかな。」
(司会 「そこで身に着けた格闘技。格闘シーンの演技で、顔を殴られた時と腹を殴られた時の声が使い分け出来る、というのもその辺りからなんでしょうか?」)
「そうですね…結局…顎を殴られる、こめかみを殴られる、ボディを殴られる、あるいは鳩尾、わき腹、それから…男の大事なもの。
これらは全部、声が違うはずなんだよね。で、今の若い声優さんなんかは、ほとんど出来ないですね。全部、「あ! う! あ! あ!」ってこれだけだから。そういうところは…乱取りなんかでね、やっぱりたまたま…股座の方入るでしょ?
これっていうのは、まぁ…男性諸君は分かると思うけど。分からない人、いる? 分からない人は、幸せな人だよ。もう非常に…何とも情けない苦しさっていうかね。そういう声はやっぱり違うと思うんだよ。それはやっぱり出していかないとね。
例えばその…アクションシーンとか、そういうものは成り立たない!リアリティが全然ないからね。だからと言って、じゃあそこで、出番が来たから、じゃあ俺が殴ってやるかなという訳にもいかないしね。
こうやって。やっぱり自分で工夫をしないといけない。」
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